留学生を監禁せよ！

フィリピン留学について思うところをダラダラ書き綴っている留学コラムです。お前、よっぽど暇だな？って言われそうなんですけど。そうですね。ピークシーズン過ぎましたんで。暇です。笑

さてさて。前にも一度書いたんですけど、フィリピンに留学して授業を受ける。50分の授業を受ければ50分相当の英語力アップが得られる。ってなことはあり得ません。リスニングとかは別ですけど、暗記、定着作業が必須です。

50分の授業で新しく習ったこと、文法とか単語とか言い回しとか、そういうものを授業の後で復習し、暗記し、頭に定着させて、それでようやく50分相当の英語力がアップするってことです。

詳しくはこちらをご覧くだされ～　→「受けて終わりじゃござんせん」　むちゃくちゃダラダラと長々と書いてます。笑

要するに、フィリピンに留学に来て授業を受ければそれでおしまいじゃない。授業の内容を暗記定着させない限り、成果は一切でないってことです。

なんですけどね。ここしばらく留学希望のお客様とやりとりをさせてもらってて、なんか違和感をずっと感じてて。一体何なんだろうって考えてて、ようやく気づいたんですが。カリキュラムに問題があるんじゃないのかな？って。

いや、もちろんすべての学校のカリキュラムじゃないですし、すべての学生にとってでもないです。そもそも英語教育のプロが作ったカリキュラムですから、我々エージェントごときが偉そうなことを言えたもんじゃありません。

ではあるのですが…

例えば、スパルタ式のカリキュラムってどうなのかなぁ、って疑問を感じてしまいます。1日に12コマ授業があって、全部終わるのが夜の9時10時。それから寝るまでの間で12コマ分の暗記、定着作業をするとか不可能ですよね。

フィリピン留学で適正な授業の量、つまり、1日に暗記できる授業の量ですね。恐らく6～8コマが限界じゃないかと思います。そんなことはもちろん学校経営者は分かってらっしゃるわけで、多くの学校のカリキュラムは平均すると8コマ前後です。

でもね、8コマの授業が終わるのは夕方の5時か6時です。それから晩ごはんを食べて、そのあと寝るまで復習、暗記ってすりゃ良いんですけど～。ねぇ、そこはまぁ人間って生き物はそこまで強くないわけでして。ついつい遊んでしまう。

それでフィリピンに留学に行かせた大学生の親から学校に苦情が来て、もっとうちの子を勉強させろスムニダ～ヾ(*｀Д´*)ﾉ"って。それで生まれたのがスパルタタイプなんですよ。そもそも。

だけど、授業数を増やせば増やすほど暗記定着に使える時間が減りますからね。それで、授業を受けた割りには定着できた量がそれほど多くない。受けた授業数に見合う英語力アップが得られなかった。いわゆる「スパルタのワナ」にはまってしまうわけです。

ここしばらくフィリピン留学希望のお客様にそういったことを説明することが多くて、あるべきカリキュラムについて考えてたんですが。夕食後の時間はすべて強制自習。そういうカリキュラムってどうかな？

午前中に4コマ、午後に4コマ、8コマ目が終わるのが午後5時です。ちょっと早いけどそれから夕食。そして、6時から晩の10時か11時までが強制自習の時間です。

要するに、授業を受けて終わりにしないように、暗記、定着作業をする時間というか環境というか、それも学校側がしっかり用意してやるってことです。個人的にはちょっと過保護というか甘やかし過ぎにも感じるのですが。需要はあるような気がしますね。

人間の集中力はそれほど長くは持ちませんから。50分毎に10分休憩を入れる。夕食の後で睡魔が襲ってくるかもしれませんし、隣の席の留学生とくっちゃべるアホもいるでしょうから。監督役のスタッフが必要ですね。

それから、自習用の部屋は3タイプ作ります。1つは黙々と勉強するサイレントルーム。しゃべるのは一切禁止。10分休憩の時も外に出て話す。休憩なしで連続で勉強する留学生もいるでしょうから。

2つ目の部屋は発言ＯＫルーム。単語を声に出して覚える人っているでしょ。それから、フリートークの時になめらかに話せなかったのをもう一度練習したいとか。そういった人用です。

そして3つ目は質問ルーム。授業中に分からなかったことや、授業が終わったあとで出てきた疑問を先生に聞く部屋です。

どうですかね、こういうカリキュラム？　僕はフィリピン留学のエージェントですので、やっぱり留学したお客様には成果を手にしてフィリピンから帰ってきて欲しいです。そのためには、やっぱり授業を受けて終わりじゃなくて、復習、暗記、定着が絶対必要。

その暗記、定着作業をする時間を強制的に確保する。その時間を確保するために、そして、新しく習う内容を暗記、定着させられる量に抑えるために、授業量はあえて1日6～8コマ程度にする。

12コマのスパルタタイプより日本に持って帰れる成果は増えると思うんだけどなぁ。どこかの学校さん、このカリキュラムやってみません？　アイデア料は後払いでＯＫですよ。笑